桜貝でアクセサリーを作ろうと思い立った当時、調べても調べても先例がありませんでした。

つまり当店の製法は全て独自に築き上げたものです。

 

桜貝パーツを作り上げるまでに、実は50以上もの工程を経て仕上げています。

ひとつひとつが繊細な作業。手間を惜しまず、ゆっくり丁寧に作っています。

 

製法には企業秘密がいっぱいですが、ほんの少しだけ桜貝アクセサリーの秘密を打ち明けます。


桜貝拾い

専門のスタッフがいます。鎌倉の海岸をトボトボと歩いて探しています。

潮を調べて、風を感じて、浜を見渡して、その日のポイントを探します。

日の出とともに浜に現れたり、雨の中をじっくり歩いたり、寒さに耐えて桜貝を探します。

努力が報われない日の方が多いですが、地味に桜貝を拾い集めています。

洗浄

拾ってきたばかりの桜貝は、それだけでとても奇麗です。

だけど、お世話をするともっと美しくなるのです。

実は桜貝の表面にはとても薄い膜があり、この膜に虹色の光沢があります。

 その光沢を極限まで際立たせるため、独自の洗浄方法を考案しています。

とにかく綺麗になるまでじっくりと待つのですが、

少なくとも半年以上はのんびり待ちます。途中、何度もお世話して。

樹脂コーティング

洗浄で合格になった桜貝のうち、穴も欠けもない完全形の桜貝は、もちろんその形を活かします。

より光沢が出るように磨きをかけた後、おおよそ1週間かけて樹脂でコーティングします。

 

桜貝に樹脂コーティングして普段使いできるようにした手法、形状は当店が考案しており、実用新案登録3210020)されています。

 

色と形はそのままに桜貝を樹脂に閉じ込めて、ぷっくりとした可愛い仕上がりになっています。

その形状には1つや2つではない、様々な当店のこだわりや理由が隠されています。

 

樹脂は特別なものを使用しています。市販のUVレジンはとてもお手軽ですが、仕上がりの光沢感が求めているものにほど遠く、表面がベタベタするなどの劣化が早いので、当店では使用していません。

 

欠片のデザイン

実は砂浜に落ちている桜貝のほとんどが穴があったり欠けがあったりします。

でも色はとっても奇麗なので、逆の発想で砕いた欠片を色や粒度を分けて使用しています。

 

この桜貝の色別・粒度別欠片の製法は特許登録6109389)されています。

 

色別に分けられた桜貝の欠片は、滴の形にしたり、ハートの形にしたり、グラデーションにしたり。

デザインやカラーバリエーションの幅が広がります。

 

1mm大の欠片を1粒単位で色選別するので、とにかく根気と手間がかかります。

そのかいあって当店の人気シリーズのデザインになっています。