Written by Mieko☆
荏柄天神社(えがら てんじんしゃ)
注:じんじゃでなく、じんしゃと読むのだそうです
菅原道真を祀る神社で、福岡県の太宰府天満宮、京都府の北野天満宮とともに、日本三古天神に数えられています。
1~2月のウメの時期には、学問の神様・天神さまにお参りに、多くの学生・受験生が祈願に訪れます。
学問の神様、菅原道真と梅の繋がりってご存知ですか?
それは…
学者の家に生まれた菅原道真公は、右大臣にまで昇進しましたが 、謀反の疑いをかけられ、九州の太宰府に左遷されることになってしまいました。
道真公は庭のウメを眺め、「東風(こち)吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」と詠み、九州に旅立ったと言います。
すると不思議なことに、そのウメは京都から九州の道真公の住まいのそばへ一夜にして飛び、辺りに先駆けて、花を咲かせたということです。
鎌倉の梅の名所でもある荏柄天神社ですが、
じつは意外に由緒のある天神さまで、創建も古く、頼朝の鎌倉幕府がつくられる前の1104年。
鎌倉幕府の鬼門の守護神だったそうです。
ちなみに、本殿は鶴岡八幡宮の余った木材で修理を繰り返し、鎌倉最古の木造建築として残されているそうです。
急な石段を上がると、
朱塗りの社殿に、鮮やかに映える紅梅が迎えてくれます。
この荏柄天神社のウメも、「鎌倉でもっとも早く咲くウメ」として知られ、1月中旬から紅色の花を咲かせます。2月に入れば、周りの白いウメも咲き出して……1月~2月に鎌倉散策をするならぜひ訪れたい、新春の風情が味わえる神社です。
こちらにお寄りの際にはコチラも探してみてください。
季節限定の『梅花守』です。
通常の御守りもありますが、水引で作られた梅の花がなんとも可愛らしいのです。
最後に…スマホ撮りの講座をしている私が、梅の木のコレを見つけたら
必ず受講生に撮るのをお勧めしているものがあります。
梅の木についた虫によって傷つけられた部分から樹液が出て固まったものなのですが、
良く見ると(私はスマホに100均マクロをセットし撮影)、琥珀色に輝いてそれは綺麗なのであります。
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